老舗ホテルの歴史と伝統を感じながら調理師として成長していける喜びを感じています!
調理師本科 夜間部2年制/2022年卒
富士屋ホテル株式会社
岡田さん
- この仕事の魅力・やりがい
- 1878年創業の箱根のリゾートホテル「富士屋ホテル」で働いています。入社1年目ですが、アミューズ(日本の先付に相当)、前菜、サラダ、サンドウィッチなどの調理や盛り付けをさせていただくことも多く、調理師になった実感を味わう毎日です。歴史と伝統のあるホテルに受け継がれてきた料理を作るチームの一員になれたことが喜びであり、その歴史を継承していくための技術を自分のものにしていく過程にやりがいも感じています。お客さまが食事をされている様子を目にすることはあまりありませんが、だからこそ楽しまれている様子や笑顔を想像しながら仕事をするように心掛け、早く先輩方に追いつけるように努力していきたいと考えています。
- この分野・仕事を選んだきっかけ
- 両親が料理好きだったこともあり小さな頃から二人の手伝いをしており、卵焼きだけは僕が作るという謎の決まりがありました(笑)。また、実家のある長野県はフルーツが豊富でよく食べていたため皮剥き用の包丁を握る機会が多かったことが下地にあったのかもしれません。高校卒業後、父親が経営する会社で働く選択肢もありましたが、「自分が本当にしたいことは何だろう」と考えた時に浮かんだのが料理でした。当初は、早く社会に出るため1年制の学科に入学しようと考えていましたが、新宿調理師専門学校の先生から声を掛けていただき、昼間部の授業の補佐をしながら夜間部(2年間)で学ぶ「学僕生」として入学することにしました。
- 学校でまなんだこと・学生時代
- 学僕生には調理実習などで先生のアシスタントをする役目があるため、料理に触れる回数も先生と話をする機会も多く、知識や技術を吸収しやすい立場にあります。その分、自由時間は大幅に削られますし、学内コンテストでは学僕生への期待値が高くてプレッシャーにもなりましたが、それをバネにして寮に帰ってから夜遅くまで大根のかつら剥きやオムレツ、中国料理の細切りなどの練習を繰り返したことで力がついたことも確かです。そして、挨拶や返事、実習後の後片付けなどを徹底的に指導してもらい、それが自分の「当たり前」になったこと、そして常に周囲に気を配る習慣がついたことは調理師として生きていく大切な柱になりました。