新しい世界を知ることで自分自身の「食」のフィールドがどんどん広がっていきます。
鮨は日本の伝統的な食であるとともに、素晴らしい魅力と可能性を秘めた調理法。
例えば巻き方を工夫することで、巻き物の切り口に様々な模様をつくり、お客様を楽しませるエンターテインメントにもなりえます。
日本を代表する食文化として国外でも人気の鮨は、海外をステージに活躍したい人にも合っているといえるでしょう。


海外の方々にもご存じの人気メニュー「天ぷら」。野菜や海鮮といった様々な食材をころもに包みこんだ美味しさは堪りません。
授業では食材の下処理から“サクッ”と揚げるための「ころも」の作り方から「油」の温度設定、揚げ方まで、
五感を使った天ぷらの基本を学びます。


歴史も古く健康的で美味しい蕎麦。各地に伝わる「郷土蕎麦」は、日本を代表する食文化のひとつになっています。
つなぎにその土地ならではの材料を用いたり、独自の蕎麦道具や技法で打たれたものなど風土、気候によって全国さまざまです。
授業では、修行を積んだプロの蕎麦打ち、蕎麦切りの技術を学んでいきます。


漁獲量の減少から高級食材になってしまった鰻(うなぎ)。古くから日本の食文化に馴染み深く、幅広い料理に活用できる食材です。
なかでも「蒲焼き」はシンプルな調理のなかに、洗練されたプロの技と知恵が息づいています。
授業では実際に生きた鰻を裂くところから始めて「串打」「蒸し」「焼き」という江戸前蒲焼きの全工程を学びます。


複数のお酒を混ぜてつくる飲み物をカクテルといいます。カウンターをはさんで、お客様の目の前でつくることが多いカクテルは、
味はもちろんのこと、完成までのプロセスも楽しんでいただくことが大切だといえます。基本的なカクテルを学んだあとは、
オリジナルのカクテルづくりにチャレンジしてみましょう。


卵、薄力粉、バターなどの素材の質が、味を大きく左右します。そしてもう一つ大切なことは、製菓づくりの楽しさを実感すること。
それを存分に味わえるのが、仕上げの部分でしょう。フルーツの置き方、ソースのかけ方一つに、一人ひとりのセンスが表れます。
感性をフルに活かして、製菓のスペシャリストを目指してください。

