卒業生紹介

新宿調理師専門学校でどんなことを学んでいるのか、
卒業生の声を通してご紹介します。
お客さまの笑顔を間近に見ながら中国料理の神髄を追求できる喜びを感じています!

調理師本科 昼間部1年制/2012年卒

株式会社新偉 代表取締役

板垣さん

この仕事の魅力・やりがい
私は現在、「中華料理 翔福」のオーナーシェフとして、毎日、多くのお客さまと接しています。お客さまが楽しそうに食事をされている姿を間近に拝見することができる造りの店なので、丹精込めて作った料理を直接「美味しい」と言っていただけることに大きな喜びを感じています。コロナ禍の影響で人と接する機会を避ける風潮もありますが、私自身は万全の対策を講じた上でお客さまとのコミュニケーションを大切しようと心掛けています。人と人とが出会い、人と料理が巡り会う時間を共有できることが、この仕事のやりがいだと考えているからです。これからも末永く「美味しいものを楽しく食べていただく場」を提供していけたらと願っています。
この分野・仕事を選んだきっかけ
家業の中国料理店を継ぐことを決めて入学したのですが、中国料理だけでなく日本料理や西洋料理が学べる授業が楽しくて仕方ありませんでした。素材の下ごしらえや調理法などに異なる点もありますが、和・洋の良さを採り入れることで、さらに美味しい中国料理を創作することもできると感じたこともこの頃ですし、幅広い分野の料理を学べたことが役立ったと感じることは調理師経験の中でも少なくありません。また、社会人を経て入学したので周囲の多くは年下だったため、弟や妹と接するような和気あいあいとした雰囲気の中で学べたことも楽しさの一因でした。そんな仲間と一緒に挑んだ大イベント「調理祭」で金賞を受賞したことも良い思い出です。
学校でまなんだこと・学生時代
どんな仕事でも好きでなければ続かないと思います。ただ、料理にはさまざまなジャンルがあるので和・洋・中のすべてを学んだ上で「やっぱりこれだ」というジャンルを選ぶという方法もあります。また、経験を積んでいく中で初めて見えてくるものがあるのが調理師という仕事です。私自身「あの時は分からなかったけど今になって納得できた」という経験を何度もしています。そして、知識や経験が増えていくと料理への理解が深まり、面白さが大きく膨らんでくるのが料理の世界です。今、見えているものと知識や経験を蓄えた後に見えてくる景色はまったく違うかもしれない。そんなことを頭の隅に置きながら自分が本当に好きな道を探してください。