卒業生紹介

新宿調理師専門学校でどんなことを学んでいるのか、
卒業生の声を通してご紹介します。
パティシエから調理師へ。結婚式を彩る料理に挑戦し続けたい!

調理師専修科 昼間部2年制/2013年卒

株式会社エスクリ「ラグナヴェール アトリエ」

さん

この仕事の魅力・やりがい
入社以来5年間、パティシエを務めてきた私が調理師に挑戦させてもらったのは昨年のことです。同じキッチンから生み出されるフレンチの数々に魅せられたことがきっかけでしたが、専門学校で和・洋・中・製菓のすべてを学んだ下地があったからこそ叶えられた転身だったと思っています。現在は渋谷公園通りにある結婚式場で働いているのですが、一番気を付けているのは、絶対に流れ作業にしないということ。「あなたにとっては50皿のうちの1皿でも、お客様にとっては特別な1皿です」という先輩の言葉を日々肝に銘じています。“特別な日”の“特別な料理”に関われることが喜びであり、お客様の笑顔と「美味しかった」の一言が私のやりがいです。
この分野・仕事を選んだきっかけ
小学生の時に親戚の結婚披露宴で生まれて初めてコース料理を食べさせてもらいました。次々に出てくる料理の一品一品が私の目には輝いて見え、特に最後のデザートには目も舌も魅了され、まさに“感動もの”でした。その時の気持ちをずっと持ち続けた…というわけではないのですが、高校3年の春になり、将来の進路を思い描く中であの日の感動を思い出し、「自分も人を幸せな気持ちにできるデザートを作るパティシエになろう」と決意。ただ、「せっかく勉強するのだから、将来の選択肢を広げるためにも知らないことをたくさん学ぼう」と考え、和・洋・中・製菓のすべての分野を学べる新宿調理師専門学校に入学することにしました。
学校で学んだこと・学生時代
“パティシエになる”と決めて入学したのですが、多様な調理技法を学ぶことが楽しくて仕方ありませんでした。中華包丁は想像以上に重く怖い思いもしましたし、和食の授業では鯉や鯨など馴染みのない食材に戸惑うこともありましたが、今思えば、いろいろな知識や技術を習得する貴重な経験の数々でした。特に繰り返して練習した魚の三枚おろしの技術は今の職場でも認められ、結婚式につきものの鯛をおろさせていただくこともあります。また、グループでコース料理を作った調理祭(学園祭)も大切な思い出です。上手くいかず悔しい思いもしましたが、その時に仲間たちと「次こそは!」と誓い合った気持ちがその後の勉強の原動力になりました。