卒業生紹介

新宿調理師専門学校でどんなことを学んでいるのか、
卒業生の声を通してご紹介します。
仕事へのこだわりと向上心を持ち続け、お客さま方を感動させられる料理人になります!

調理師本科 夜間部2年制/2020年卒

ザ・リッツ・カールトン日光

伊部さん

この仕事の魅力・やりがい
私は現在「ザ・リッツ・カールトン日光」のメインキッチンで働いています。これまではオムレツ・エッグベネディクトをはじめとした朝食の卵料理などを担当してきましたが、最近はディナーの前菜なども作らせていただけるようになりました。日頃、心掛けているのは国際的なホテルにふさわしい料理を妥協せずに作るということ。毎日、緊張の連続ですが任せてもらえることが増える楽しみもあり、だからこそ、もっと技術を磨こうという意欲も湧いてきます。総料理長の域に達するまでにどれほどの時間を要するのか見当もつきませんが、お客さまに味も香りも盛り付けも満足していただけるフレンチが作れるようになりたいと思っています。
この分野・仕事を選んだきっかけ
幼い頃、母が留守にしている休日の昼などに父が食事を作っている姿を見て「カッコいいな~」と思ったことを覚えています。その後も漠然と料理を意識していましたが、「調理師になろう」という気持ちが固まったのは、高校の特別授業に来てくださった新宿調理師専門学校の先生のお話を聞いてからです。記憶に残っているのは「トマトは収穫する時間帯によって水分量が変わる」というエピソード。料理は材料を切って調理して盛り付ければ完成するものと思っていたのですが、トマトの水分量の変化にまで気を配るというプロ意識に感銘を受け、そういう世界ならやりがいがあると思い、「この先生に教えてもらって調理師になろう」と決めました。
学校でまなんだこと・学生時代
私は、昼間部の授業の補助をしながら夜間部で学ぶ「学僕制度」を利用して入学したため、他の学生に比べると自由時間は少なかったかもしれませんが、それを辛いと感じることがないほど充実した2年間でした。学僕には先生が行うデモンストレーションを補佐する役目もあるのですが、その技や細かい工夫を近くで見て勉強できる時間は学僕の特権ともいえます。また、大根のかつら剥きやオムレツ、厚焼きたまごなど、種目別の学内選手権に向けて自主練を繰り返したことも忘れられません。時には練習風景を撮影した動画を先輩に送ってアドバイスをもらったりもしていましたが、夜中に動画を何度も送り付けられた先輩は迷惑していたと思います(笑)。